パティはファストフードのようなふんわりとした食感のもの想像していましたが、ぎゅっとお肉が寄せ集まられていて肉々しく、つなぎなしなのでしっかりお肉を食べている感じで満足感が高かったです。レタスがパリッと食感も良く、トマトも分厚くガブっとかぶりつくのが難しいほどの厚さでした。揚げたてのポテトもホクホクでおいしく、一皿でお腹いっぱいになってしまいました。
遊ぶ券メニューの中にはスイーツを楽しめるもの、観音崎京急ホテルのビューティー&リラクゼーションスパを利用できるものなどもあり迷いましたが、ハンバーガーを食べてすっかりお腹がいっぱいになってしまったのと、ぽってりお腹がふくらんでしまったのにこの姿をママ友の前で晒すことはとてもではないけど勇気が持てず、結局横須賀美術館も選択できたので、たまには芸術作品にも触れてみようと行くことに決めました。
横須賀美術館は最寄り駅から徒歩では遠いのでバスを利用したのですが、横須賀満喫きっぷは京浜急行バスでフリー区間は自由に乗り降りできます。海を見ながらのバス移動はのんびりできて、ウトウト寝て少し休めました。窓から見える海は波が穏やかで、自分たちの自宅も海のそばですが、横須賀の海はまた違った景色で気持ちまで穏やかになれました。
観音埼灯台で降りて写真を撮り、美術館まで徒歩で移動しました。2007年に建築された建物のコンセプトが“環境全体が美術館”ということで、東京湾を眺めることができる景観は大変美しく、ガラス張りの建物自体が自然との調和を考えられていると感じました。日本近現代美術の作品約5,000点の所蔵があって、年に4回テーマに沿った作品を展示しているそうです。
ホリデーなので海を眺めながら食事ができるレストランには多くのファミリーやカップルが食事を楽しんでいました。みんなバラバラで好きなように美術館の作品を楽しみ、私は美術に携わる仕事を長年していたこともあったので隅々まで見ていましたが、飽きてしまったママはひとりでお茶してたり、ベンチでスマホを見てたり自由に過ごしました。
芸術鑑賞を楽しんだ後は、海を見ながらバス停まで少しだけ歩き、駅までのバス移動はさすがにみんなお昼寝タイムになってしまいました。ママ友はみな仕事をほぼフルでやっているので職場までの移動時間は貴重な体力回復のための時間だと体が認識しているので、少しの睡眠時間でもフルチャージです。
横須賀駅に到着した時にはすっきり目覚められて、すでに日が暮れて夕飯時間です。横須賀といえばあとは有名な“横須賀カレー”です。夕飯はネットで検索するのではなく『勘』で探してみようと決めて、お客さんが並んでいる数やメニューの写真、店の雰囲気などをみんなで話し合いながら考えて「横須賀海軍カレー本舗」に決定しました。
名前を書き、1階のお土産売り場で家族へのお土産を購入している間に、思っていたよりもスムーズに名前が呼ばれ、2階へ案内されました。カレーには牛乳、マカロニサラダがついていて、カレー自体はコクがあってでもまろやかで、辛口にしたのですがそれほど辛さは強くなかったです。横須賀走水水源地の水を使用している“SARUSHIMA無人島ビール”も注文しましたが、苦みとコクが絶妙でおいしかったです。
帰り道もさきほどバスの移動時間にぐっすり休めたので満腹でもそれほど眠たくはなく、地元の駅に着くまで結局しゃべり続けていました。子供のこと、仕事のこと、自分の両親のこと、将来のこと、などなど話したい事は尽きません。私もですが、悩んでたり迷っていることも話しながら自分の中で解決できていることがあり、話し終わるころには頭の中がすっきりしていることが多いので、仲良しママ友の日帰り旅行は本当に心身ともに元気になれます。次はどこへ行こうかと、テレビで旅行番組を見ながら考える時間も楽しいです。